セルフケアのツボ

ツボとは?

内臓や体の内側につながっている
「神経の交差点」。
体に不調があるとコリなどの
反応が現れてきます。
押してみて痛みを感じたら
弱っている証拠です。

正確にツボを測る

ツボの位置は、自分の指幅を基準に探します。
「指幅3本分」などの表記がある場合は、
下の写真を参考にツボの位置を測ります。

  • 指幅1本分の写真

    指幅1本分

  • 指幅2本分の写真

    指幅2本分

  • 指幅3本分の写真

    指幅3本分

  • 指幅4本分の写真

    指幅4本分

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気になる症状に合わせた
ツボをチェックしましょう。

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ご利用の商品に合わせたツボを紹介

1 ちゅうかん 胃の不調に効くツボ

効果
食べすぎによる胃の痛みや、胸やけなど食事トラブルに。寝つきが悪いなどの自律神経の不調にも。
中脘の探し方
おへそとみぞおちを結んだ線の真ん中が中脘のツボです。
中脘の写真

こんな症状に

  • 胃の不調
  • 自律神経
  • 脂質異常

ツボコラム

冷えや食べ過ぎにより胃腸に負担がかかると消化が悪くなり、様々なトラブルを引き起こしてしまいます。中脘は胃の真上にあるため、胃腸の働きを助けてくれるツボです。

おすすめの薬膳と漢方
肥満体質の人には食事の管理が大切です。カロリーをしっかり計算して、満腹感の得られるダイコンやこんにゃく、わかめを積極的に摂りいれましょう。田七人参もおすすめ。
組み合わせるならこのツボ

足三里

胃の機能を改善して吐き気や肩こりに効果的なツボ。二つを同時にお灸することで食欲を緩やかにします。

足三里の位置画像

2 かんげん 女性のお悩みに効くツボ

効果
丹田のあたり。おなかの冷え、女性特有のお悩みに。尿トラブルのお悩みや足腰のだるさにもおすすめ。
関元の探し方
指幅4本をそろえて、人差し指をおへその上に置きます。小指があたるところが関元のツボです。
関元の写真

こんな症状に

  • 女性のお悩み
  • 冷え・むくみ
  • 尿トラブル

ツボコラム

おへその下にある『丹田』というところは気力が集まるところといわれています。下腹がしっかり安定すると姿勢が良くなり、内臓トラブルにも働きかけてくれます。

おすすめの薬膳と漢方
滋養強壮に効果のある卵黄はもちろん、しょうがやニラなどの胃腸を温め下痢を抑えてくれます。冷えて下痢を繰り返す方には胃苓湯がおすすめ。
組み合わせるならこのツボ

志室

腎の機能を高めて冷えを改善してくれます。同時にお灸をすえることで腰痛や月経痛に効果的です。

志室の位置画像

3 けっかい 女性のお悩みに効くツボ

効果
ヒザの痛みや腫れに。女性の特有のお悩みや、じんま疹などのトラブルにも。
血海の探し方
ヒザのお皿の上、内側の角から指幅3本分あがったところにあるのが血海のツボです。
血海の写真

こんな症状に

  • 女性のお悩み
  • 膝 痛

ツボコラム

血海はその名のとおり、血の巡りを改善してくれるツボです。女性の更年期のお悩みに多く使われ、『お血』の症状を改善してくれます。血の巡りが悪くなると、『お血』を引き起こし女性特有のトラブルはもちろん、代謝が悪くなるため、皮膚のトラブルがおきやすくなってしまいます。

おすすめの薬膳と漢方
ハーブのサフランやベニバナが『お血』を解消し、体を温めてくれます。気のめぐりを促すシソもおすすめです。冷えのぼせの時は、桂枝茯苓丸がおすすめ。
組み合わせるならこのツボ

三陰交

三陰交は婦人科系のお悩みを解決する万能ツボです。同時にお灸をすることで冷えを改善し、血のめぐりを改善してくれます。

三陰交の位置画像

4 あしさん 肩コリに効くツボ

効果
消化を助けてくれるツボ。肩コリや糖尿病など様々な不調に。健康増進のために毎日の刺激が大切。
足三里の探し方
手の指を伸ばし、ヒザのお皿を手で囲むように持ちます。中指があたるところが足三里のツボです。
足三里の写真

こんな症状に

  • 肩コリ
  • 胃の不調
  • 糖尿病

ツボコラム

俳人の松尾芭蕉の代表作「奥の細道」でも足三里にお灸を据えながら長旅を続けたという一節があります。足三里は膝の痛みはもちろん、胃腸トラブルに効果的です。この部分が硬い人は胃腸が少しお疲れかもしれません食事を調整しましょう。

おすすめの薬膳と漢方
胃腸が弱っているときはヤマイモやニンジン、梅が丈夫にしてくれます。胃腸を温める人参湯や胃もたれには安中散がおすすめ。
組み合わせるならこのツボ

中脘

食べ過ぎたときの消化を助けてくれます。同時に刺激をすることで糖尿病の予防にも。

中脘の位置画像

5 さんいんこう 女性のお悩みに効くツボ

効果
女性トラブルの代表的なツボ。手足の冷えやむくみ、ダイエットにも。
三陰交の探し方
足の内くるぶしの中心から、指幅4本分あがったところにあるのが三陰交のツボです。
三陰交の写真

こんな症状に

  • 女性のお悩み
  • 冷え・むくみ

ツボコラム

女性トラブルの多くは冷えによるものです。足首にある三陰交は冷え性にも効果的なツボで、多くの不調に働いてくれる万能ツボといわれています。筋肉に関係する「肝」、水分代謝を促す「腎」、消化を助ける「脾」の3つのラインが交わった場所にあり、様々なトラブルにおすすめです。

おすすめの薬膳と漢方
血の巡りを改善するサフランやヨモギ、キクラゲが女性のお悩みにアプローチしてくれます。冷えやむくみ、月経のトラブルには当帰芍薬散がおすすめ。
組み合わせるならこのツボ

血海

血のめぐりを改善して月経を調整してくれます。同時に刺激をすることで女性トラブルを緩和します。

血海の位置画像

6 たいはく 痛風に効くツボ

効果
痛風や外反母趾で足の痛みが出てくるところ。足の踏ん張りを良くして腰痛にも。
太白の探し方
人差し指で、土踏まずから親指に向かってさすり、指が止まるところが太白のツボです。骨が出っ張っているところの、かかと寄りです。
太白 の写真

こんな症状に

  • 痛 風
  • 腰 痛

ツボコラム

男性に多い『痛風』の症状は、尿酸の代謝が落ちてしまうことによりおこります。太白は胃腸の働きを助け、痛風発作による「足の第一関節」の痛みを軽減してくれます。発作直後はお灸はNG。温めることで発作を予防し、消化機能も高めてくれます。

おすすめの薬膳と漢方
プリン体を多く含む食品(レバー、サラミ、カツオ、干物類など)は避けて、食べ過ぎを控えることが大切です。田七人参がおすすめです。
組み合わせるならこのツボ

太衝

肝臓の機能を高めてくれます。水分の停滞を改善して、同時に刺激することで再発防止に役立ちます。

太衝の位置画像

7 しんもん 頭痛に効くツボ

効果
日々のストレスを受けたときに。頭痛や眠りのトラブルにも。
神門の探し方
手首の1番太いシワを、小指側へなでてゆき、指が止まるところが神門のツボです。骨が出ているところの、手前です。
神門の写真

こんな症状に

  • 頭 痛
  • めまい

ツボコラム

環境の変化により多くの現代人が精神的ストレスを抱えています。神門は刺激することで気の高ぶりを抑え、精神を安定させてくれます。神門の「神」は精神的なことを示し、ストレスや緊張による不安を軽減させてくれます。強いストレスは自律神経を乱れさせるため、不眠の原因に。睡眠トラブルにも効果的なツボです。

おすすめの薬膳と漢方
気持ちを静めるシナモンやシソがおすすめ。リラックスできる自分の香りも見つけましょう。睡眠を助ける加味逍遙散、酸棗仁湯がおすすめ。
組み合わせるならこのツボ

肩井

精神的な疲労による睡眠不足を予防してくれます。同時に刺激をすることで肩コリを改善してリラックスを助けます。

肩井の位置画像

8 ないかん 頭痛に効くツボ

効果
酔い止めの代表的なツボ。自律神経の乱れによるめまいや耳鳴り、頭痛にも。
内関の探し方
手首の1番太いシワから、指幅3本分ヒジに向かったところが内関のツボです。
内関の写真

こんな症状に

  • 頭 痛
  • 自律神経
  • 二日酔い

ツボコラム

「内関」のある「心包経」は循環器系と大きく関わりがあります。胸のつかえを取り除き、心痛や狭心症などのトラブルに用いられます。また酔い止めやつわりの際に使われる代表的なツボです。 めまいの多くの原因はひどい肩こりや首のコリによるものです。内関は、めぐりを改善して吐き気などを予防します。

おすすめの薬膳と漢方
吐き気にはしょうがやダイコン、梅肉がおすすめです。吐き気が取れない時には茯苓飲、肩こりには葛根湯がおすすめ。
組み合わせるならこのツボ

手三里

弱った胃腸の働きを改善してくれ吐き気を抑えます。肩こりによる吐き気を予防してくれます。

手三里の位置画像

9 ごうこく 肩コリに効くツボ

効果
肩コリから便秘まで様々なお悩みに。花粉症による目や鼻のトラブルにも。
合谷の探し方
手の甲を上にして、親指と人差し指が交差するところが合谷のツボです。
合谷の写真

こんな症状に

  • 肩コリ
  • 頭 痛
  • 花粉症

ツボコラム

合谷は万能ツボとしてよく紹介されます。指のコリはもちろん、肩コリから風邪のひき始めまで様々な症状に対応しています。困ったらまず合谷を刺激しましょう。「合谷」は体の熱を冷まし、血流を改善をサポートしてくれるため痛みを抑えてくれます。肩コリはもちろん、歯の痛み、目の疲れなど首より上の症状に効果的です。

おすすめの薬膳と漢方
花粉症の症状がある方は刺激の強い香辛料は避けましょう。長ネギやシソ、ユリ根がおすすめです。カテキン作用の強いお茶がおすすめ。
組み合わせるならこのツボ

迎香

鼻の横にあり、鼻トラブルを緩和します。同時に刺激をすることで顔周りの症状を改善してくれます。

迎香の位置画像

10 てんちゅう 首コリに効くツボ

効果
首のコリ、めまいや耳鳴りなどに。筋肉の緊張をやわらげて血圧の調整をしてくれる。
天柱の探し方
首の後ろの筋肉の外側(筋肉を指で押さえる)髪の生え際あたりにあるのが天柱です。
天柱の写真

こんな症状に

  • 首コリ
  • 目の疲れ
  • 高血圧

ツボコラム

首の筋肉はスイカ玉(約5キロ)の重さの頭を支えているため、コリを感じやすい場所です。首コリをケアすると頭への血流が改善され、頭痛や高血圧の緩和にもつながります。高血圧にも影響があるので、天柱にお灸をして予防しましょう。

おすすめの薬膳と漢方
高血圧の方は塩分、動物性の脂質を抑えてセロリやトマトなど血圧を下げてくれる食品をとりましょう。のぼせのある方は三黄瀉心湯がおすすめ。
組み合わせるならこのツボ

湧泉

高血圧によるのぼせの症状を緩和します。必ず天柱の後にお灸をすえて熱を下しましょう。

湧泉の位置画像

11 だいつい 首コリに効くツボ

効果
肩コリ、風邪のひき始めの寒気を抑えてくれる。アレルギーや鼻のトラブルにも。
大椎の探し方
アゴを引いて下を向きます。首の後ろに飛び出た骨の真下にあるのが大椎のツボです。
大椎の写真

こんな症状に

  • 首コリ
  • 花粉症

ツボコラム

風邪はこの大椎のある首の後ろから入ってくるといわれています。しっかり温めることで首コリも改善出来て風邪を予防できます。さらに花粉症でお悩みの方も大椎を温めることで気になる症状を緩和することも期待できます。

おすすめの薬膳と漢方
とにかく休むことを優先して、長ネギやしょうがなどで体を温めましょう。汗が出ない場合は葛根湯、体力がない人は桂枝湯がおすすめです。
組み合わせるならこのツボ

天柱

風邪のひき始めの頭痛や肩こりを緩和してくれます。皮膚が赤くなるくらい刺激を与えましょう。

天柱の位置画像

12 けんせい 肩コリに効くツボ

効果
肩や首のコリからくる様々なお悩みに。寝違えで首が動かしにくい時にも。
肩井の探し方
腕を首の前で交差させます。手を肩に乗せた時に中指があたるところが肩井のツボです。
肩井の写真

こんな症状に

  • 肩コリ
  • 首コリ

ツボコラム

「肩井」は肩が凝ったときについつい手が伸びる場所にある肩こりの代表的なツボです。肩こりは、お灸などで温めたりマッサージをしたりすることで、血流がよくなり筋肉の緊張を緩め、肩こりを改善することができます。

おすすめの薬膳と漢方
肩こりは体を温めて血行を良くすることが大切です。葛湯にしょうがやシナモンを入れて飲むと体が温まります。不眠もある方は加味逍遙散がおすすめ。
組み合わせるならこのツボ

合谷

PCやスマホによる目の疲れや手の痛みを緩和し、同時に刺激をすることで眼精疲労を伴う肩こりを改善します。

合谷の位置画像

13 きょく 肩コリに効くツボ

効果
腕やヒジのつらい疲れに。肩コリや目の疲れにも効果的。
曲池の探し方
ヒジを曲げた時にできる横じわの外側にあるくぼみが曲池のツボです。
曲池の写真

こんな症状に

  • 肩コリ
  • 目の疲れ

ツボコラム

曲池は体内の熱を冷ましてくれ、気のめぐりをよくします。肩コリや目の疲れや腫れ、顔周りの皮膚トラブル、吹き出物を抑えてくれるので、美容のためにもしっかり刺激をしてください。また、胃腸トラブルや血流を整え、肌荒れやニキビなどを改善する効果もあります。    

おすすめの薬膳と漢方
脂質や砂糖の多い食事は体内に熱がこもってしまいます。肌は内臓の鏡、緑黄色野菜をしっかり食べましょう。熱を抑える三黄瀉心湯がおすすめ。
組み合わせるならこのツボ

合谷

便秘を改善して胃腸の調子を整えてくます。鼻の吹き出物を予防してくれます。

合谷の位置画像

14 しつ 腰痛に効くツボ

効果
腰がつらい時につい手が伸びるところ。足のむくみや冷えによる尿トラブルに。
志室の探し方
ウエストに手をあてます。親指があたっているまわりで、押して気持ちよく感じるところが志室のツボです。
志室の写真

こんな症状に

  • 腰 痛
  • 尿トラブル
  • 冷え・むくみ

ツボコラム

日本人に一番多い腰痛は、長時間の座り仕事や睡眠不足が深くかかわっています。腰をしっかり温めることは腰痛の予防につながります。また水分代謝に深く関係する「腎」の機能を高めるため、むくみや尿トラブル、夜間のお手洗い対策にもおすすめです。

おすすめの薬膳と漢方
冷えて悪化する場合は山椒の実など香辛料で温めます。水分代謝にはハトムギや小豆がおすすめ。慢性的な症状には桂枝加朮附湯がおすすめ。
組み合わせるならこのツボ

太渓

足腰が弱く、繰り返す腰痛を改善してくれます。同時にすえることで、腰痛予防になります。

太渓の位置画像

15 ゆうせん 自律神経に効くツボ

効果
全身の疲れに。足の冷えや自律神経の乱れを抑えて眠りを助けてくれます。
湧泉の探し方
足の指をまげてグーをした時、1番へこんでいるところが湧泉のツボです。足裏の約3分の1のところです。
湧泉の写真

こんな症状に

  • 自律神経
  • 冷え・むくみ

ツボコラム

水分代謝に関係する「腎経」の始まりのツボで、体内の水分を調整します。腎経は生命力や気力に深く関係があり、湧泉を温めることで巡りが改善され不眠や疲労など、さまざまなトラブルに効果的です。

おすすめの薬膳と漢方
胃腸を丈夫にしてくれる大根やニンジンに体を温めるショウガを加えて冷え対策。全身の疲れにはニンニクがおすすめです。田七人参もおすすめ。
組み合わせるならこのツボ

百会

全身を調節し、自律神経を整えてくれます。同時に刺激をして疲れを予防しましょう。

百会の位置画像

16 たいけい 冷えからくる様々なトラブルに

効果
手足の冷え、足腰の冷えからくる尿トラブルなどに。『腎』を元気にするので、疲れにくい体に導いてくれます。
太渓の探し方
内くるぶしの一番高いところとアキレス腱の間の少し凹んだところにあるのが太渓のツボです。
太渓の写真

こんな症状に

  • 冷え・むくみ
  • 尿トラブル
  • 腰痛

ツボコラム

水分の代謝が悪いと夜トイレに起きてしまったり、足がむくみやすくなったりします。太渓は腎の機能を高めて水分代謝を助けてくれます。

おすすめの薬膳と漢方
腎の機能を高めるヤマイモやクルミ、尿の出を抑えるギンナンがおすすめです。尿トラブルを改善してくれるノコギリヤシがおすすめ。
組み合わせるならこのツボ

中極

冷えや膀胱のトラブルを緩和します。同時に刺激をすることで、冷えを改善して尿の調整をスムーズにしてくれます。

中極の位置画像