『白井田七。』 誕生物語

1 白井田七。

「世界が認めた、世界一安全な田七人参」

田七人参は、中国南西部の雲南省(うんなんしょう)の特産品です。
白井田七。は、周りの農業の影響を受けないようにベトナムやラオスに国境を接する、
標高1800mほどの山岳地帯(雲南省硯山)の斜面を利用して栽培されています。
白井田七。は、1995年雲南省に現地法人を設立し、日本の有機農業技術を導入して、
1999年には世界で初めての無農薬田七人参の栽培に成功し、
その7年後の2006年、念願の国際基準に基づくIFOAM有機認証を取得に成功、
その翌年には、日本の有機JAS認証をも取得致しました。

田七人参栽培地の写真

ある日の衝撃的な出来事

ある日、白井博隆が南省の雲南大学教授の招待により、田七人参の栽培地を案内してもらうと、栽培には農薬と化学肥料が大量に使用されており、しかも除草剤までも使われていました。

「雲南省の町の中を案内してもらった時に、ドブのように汚れた川に動物の死骸がうようよ浮かんでいる。聞くと工業廃液や農薬で死ぬ。そういう環境での栽培では、本来なら人の命を救うものが、逆に人の命を危険にさらすことになる。そんなバカなことにならないためには、自分が田七人参の栽培をやる以上はいかに大変で非現実的であっても、無農薬でやるしかないわけです。」(白井博隆)

  • 現地の道路作りの写真
  • 現地の道路作りの写真

最初の仕事は、現地の道路作り

中国は農薬の使用基準が甘く、猛毒のDDTなどがいまだに大量に使用されています。化学肥料の使用も激しく、農地はほとんど「薬漬け、栄養過多の成人病体質」に陥っています。残念なことに田七人参も例外ではありません。
そこで、隣接農地の影響を断ち切るため土壌作りからはじめました。中国奥地、雲南省のさらに奥。ベトナムやラオスとの国境近く。人里離れた標高2000mの高地に山を一つ借りて栽培用地としたのです。他の田七人参の栽培地からも隔離されたこの地を選んだのは、農薬や農薬で汚染された農業用水の影響を完全に断つためでした。本当の奥地なので道路もなく、私たちの最初の仕事は道路をつくることでした。

このように、他の農薬を使用する栽培地からの悪影響を排除するだけでなく、土壌そのものの力を最大限に高めるため、「有用微生物技術」を採用しています。専用タンクで培養し、土壌に注入します。微生物による発酵堆肥を用いて、数年がかりで土作りをしました。

  • 栽培風景1
  • 栽培風景2

    栽培風景3

有機栽培技術にこだわるために

田七人参は害虫に弱いため、唐辛子などを用いた天然素材の害虫忌避剤を作り、それを人海戦術で一株一株撒布して対処しました。
天然へのこだわりを徹底するため、白井先生自ら、電気もろくにつかない現地の宿舎に寝泊りし、率先垂範で手取り足取りの農業指導を繰り返し、数年がかりで地元農家に私どもの技術を定着させてまいりました。

  • 田七人参の写真

十二年かけてやっと完成

私たちは12年もの歳月をかけて農法の改善を続け、ついにIFOAM(国際有機運動連盟)認証を取得することができました。
この認証は田七人参栽培ではもちろん世界初ですが、他の農作物栽培でもほとんど認証されることのないレベルの高いものです。その基準は各国のものよりはるかに厳しく、無農薬・無化学肥料のみならず土壌、使用する水などあらゆる面で世界最高水準を求められます。

私たちのお届けする田七人参は、他には決してまねのできない「世界が認めた、世界一安全な田七人参」と自負しています。それには田七を作るきっかけになった白井のゆるぎない信念があるからです。

今後も皆様に安全で信頼できるものを提供できるよう自ら栽培し、加工から製造まで一貫して管理・運営を徹底していきます。

  • 白井田七。の写真
  • 白井博隆氏の写真
  • 浅葉克己氏の写真
  • パッケージの写真
  • 浅葉克己氏
    1940年神奈川県生まれ。桑沢デザイン研究所、ライトパブリシティを経て、75年浅葉克己デザイン室を設立。サントリー、西武百貨店、ミサワホーム等数々の広告を手がける。日宣美特選、日本宣伝賞、東京ABC賞グランプリ、紫綬褒章など受賞多数。東京ADC委員、東京TDC理事長、AGI(国際グラフィック連盟)会員、東京造形大学・京都精華大学客員教授。中国の象形文字[トンパ文字]に造詣が深い。

パッケージに命を吹き込む

日本を代表するアートディレクター浅葉克己氏に白井田七。のパッケージデザインを手がけて頂きました。
実際に中国雲南省にある田七人参の畑を訪問して、畑からエネルギーを感じ、パッケージには赤い7つの●を入れました。7つある●は田七人参の「七」から引用し、赤は太陽、血液、赤土など、色々な意味に解釈して、白井田七。のシンボルマークにしました。

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